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 完成した下地画像のレイヤーを複製し、上に置いてある方のレイヤーに書き込んで行きます。気がめいってきたら、ビフォーアフターを見て持ち直しましょう。
 ※塗り込みを開始するまえに、ロックかけておきます。ぼかしツールを使うときに、剥げて透明レイヤーが出てくるととても面倒なので。
 さて、塗り込み塗り込み。
05
 本当は奥にあるものから塗った方が効率がいいんですが、長い戦です…モチベーションの高いときにメインを塗りましょう…。

 キャラの命(らしい)目から。基本的な塗りの技法として……

↓スポイトで色を取る
↓(パレットで色を調整、若しくは新しく作る)
↓塗る
ぼかす

 の繰り返しです。スポイトは多用しますので、右クリックに設定しておきましょう。
 ぼかしには『ぼかし2』を使います。実際にはかき混ぜに近いツールですが、サクサクぼかせて非常に便利です。

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 下地の画像をガイドに、新しく描くくらいの感じで塗り込み。どこまで詰めるかは好みですが、私の場合は割りときっちりと。
 いわゆる「厚塗り!」って感じを目指すには、多分ぼかしを多用しては…いけない。
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 右目も描いて、肌色を調整します。前髪は近くにある物なので濃いめの影を、曲面を表現するための影はぼかしてグラデーションに。
 顔はだいたいこんな感じで完成です。口元の汚れはあんこです、決して消し忘れでは…!
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 髪の塗りのキャプチャがない…。
 塗り方は通常通り、スポイト→塗り→ぼかしです。髪の流れを出すために細めのペンツールで描いていきます。3〜7くらい。普通に描いてもとんがった線にはならないので、尖らせたい場合は外の色で削ぐように塗ります。
 全部が全部サラサラに描くと(絵柄と不釣り合いに)うるさくなるので、天使の輪っか重視で塗るところも一部。
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 同様に三つ編みも塗り、近くにある首や耳のあたりも詰めていきます。
 厚塗りの良いところは、新しくレイヤーを増やさなくても、通常線画レイヤーの上に描かれる細い髪なんかを気軽に描けるところだと思うのですよ。瞳のハイライト然り。

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