ドア
※
流血表現あり。
二章 羅睺の晩餐
020:中立者
:貪欲な中立者は楽しむことだけを。
021:妄語
※
:真っ赤だ。いや、真っ黒か。
022:意識
:何時ものように綺麗に笑った。
023:対峙
:どうか正しく紡げていてくれ、どうか正しく伝わっていてくれ。
024:宴
:黒髪の少女が舞台の上で頭を下げた。
025:彼ノ人
:グラスの縁に唇を当てて、つくつくと笑った。
026:宿主
:首筋に手を当て、触れるだけのキスを。
027:殺意
:まるで自分のことみたいに、「辛い」顔をして。
028:隠し事
:意識があるなら、来ると思ったよ
029:歯痒く
※
:魔法使いは、嗚咽を繰り返しながら何度もうなずいた。
030:天命
(
※
):他の言葉が紡がれることを願った、有り得ないと知っていながら。
031:こわい
*
:子供の騎士は両の手を広げて、愚かな王を守ろうとする。